『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』茂木 健一郎
<どんな本か>
結果を出す人は、すぐに行動がデキる人である。この結果を出す人が持っているのが「すぐやる脳」である。
【「すぐやる脳」=「抑制」がはずれて、軽やかに動く頭脳】
つまり、すぐに行動するためには脳の脱抑制を行う必要がある。本書では、どのような要素が脳の抑制を作り出し、脱抑制のためにはどのような行為・考え方が必要なのかを紹介してくれている。
<覚えておきたいPOINT3つ>
①自己評価の高い人とは「いかに自分にダメ出しできるか」を実践している人であり、自分を強く持っている人であるということ
②「自分の成長にこれはどんな意味があるのか」と仕事の意味をよく考えて内面化すること
③一番重要なことを見極め、すぐさま行動に移す。自分に厳しく、他人に喜びを与えることを目指す
<memo>
・脱抑制のために、深く考えない:目の前の努力を「頑張る行為」と意識せず、何も意識せずに行えるよう「習慣化」することが成功への近道
・そもそもやる気というのは自分の脳の中に「チャレンジ精神」「フロンティア精神」があることで生まれてくるもの
・「すぐやる脳」をつくる3つの法則
①瞬間トップスピードを習慣化するー特別に意識せず、その行為を習慣化する
②「雑談の時間をつくる」
③「ベストエフォート方式」(諦めてやらないよりも、途中からでもやった方がいいじゃないかという考え方が、ベストエフォート(最善努力)方式ーやる気を持って何かをすぐにやるときには、「ベストエフォートでいいんだ」ということを、徹底的に自分に叩き込むことが大事なポイントになってくる
・脳の働きをよくするために、栄養のある食事を取り、十分な睡眠をとり、しっかりと体を鍛えることが大事
・一万時間の法則:一日三時間、それをやれを10年やると、だいたいその道のエキスパートになれると言われている
・自分で自分に課す「自分からの成約」は、逆に脳のモチベーションを上げる行為となる
・リスクへの不安を脳内から排除し、「うまくいったらこんなことができる」という一番重要なことに脳のエネルギーを集中させています
・たえず起こりうる想定外の問題に対応できる、柔軟性のある脳をつくっておく必要がある
・自己評価とナルシズムは違う。自己評価とは、自分のありのままの実力をきちんと認め、向上するための努力を積んでこそ身についていくもの
・自己評価のたかい人とは「いかに自分にダメ出しできるか」を実践している人であり、自分を強く持っている人であるということ
・クリエイティブな作業のすべての求められること、それは「締め切りをつくること」。毎日締め切りがある生活が望ましいのです
・相手に何かをしてほしいときは、ポジティブな言葉がけをすることで相手の脳に良い作用を及ぼし、望む結果を得ることができます
・どんな仕事をやるにしても、上司に言われるからやるのではなく、自分自身の課題として「内面化」することに成功すれば、実行力が生まれる。
「内面化」という作業は、「すぐやる脳」をつくるために非常に意味のあること。
内面化を司るのは脳の前頭葉です。前頭葉は意思決定や何かを継続したりするときに働きますから、他律を自律に変えるということは、この前頭葉にある回路を鍛えるということでもあります。
まずはしっかりと心を整える。つまり「自分の成長にこれはどんな意味があるのか」と仕事の意味をよく考えて内面化することが必要です。
・脳は自分の課題だと実感した時に初めてやる気を出します
・「この課題はどうすれば自分の課題になるのか」という、自分自身の「成長の基準」を確立しておくことが大切
・「ご褒美」が脳のドーパミンを誘い出す
・「他人を見ない」=脳に抑制をかけず、人生をフロー状態で生きていくためにとても必要なこと
・瞬間切り替えーすぐやる脳には必要不可欠
・自分のやっている仕事にどれほどビジョンが持てるかによって、人のやる気は変化する。
人生がうまくいかないときや、何に対してもすぐに行動に移せないときは、ひとつの理由として、行動するためのビジョンがしっかりしていないせいなのかもしれない
・一番重要なことを見極め、すぐさま行動に移す。自分に厳しく、他人に喜びを与えることを目指す
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