『イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」』安宅和人
<この本を読んだ目的>
仕事に時間がかかっており、どうしたらその超生産的に仕事ができるようになるか知りたいと思ったため。
<どんな本か>
本当にやるべきことに目を向け、その「イシュー」にどのように取り組んでいったらいいかを順序立てて教えてくれる一冊。
<覚えておきたいPOINT3つ>
・脱「犬の道」:一心不乱に大量の仕事をして、バリューのある仕事をできるようになる、と思ってはならない。
・悩まない、悩んでいるヒマがあれば「考える」
悩む=「答えが出ない」という前提のもとに、「考えるフリ」をすること
考える=「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること
・プロフェッショナルの世界では「努力」は一切評価されない。
<引用>
▼「バリューのある仕事」を生み出すプロセス
今本当に答えを出すべき問題=「イシュー」を見極める(イシュードリブン(第1章))
イシューを解けるところまで小さく砕き、それに基づいてストーリーの流れを整理する(仮説ドリブン1(第2章))
ストーリーを検証するために必要なアウトプットのイメージを描き、分析を設計する(仮説ドリブン2(第3章))
ストーリーの骨格を踏まえつつ、段取りよく検証する(アウトプットドリブン(第4章))
根拠と構造を磨きつつ、報告書や論文をまとめる(メッセージドリブン(第5章))
・バリューのある仕事
・「問題を解く」より「問題を見極める」
・「解の質を上げる」より「イシューの質を上げる」
・「知れば知るほど知恵が湧く」より「知りすぎるとバカになる」
・「1つひとつを速くやる」より「やることを削る」
・「数字のケタ数にこだわる」より「答が出せるかにこだわる」
・「考えるための材料をざっくりと得る」ことが大事。時間を掛けすぎずに大枠の情報を集め、対象の実態についての肌感覚をもつ。
<感想>
『仮説思考』と通ずるものがある。
「そもそも、解くべき問題とは何か?」にきちんと向き合うことが最も重要であるということ。
がむしゃらにやり続けても、「考えない」ことには成長は見込めないし、「犬の道」を歩むだけになる。
プロの世界では「努力」は一切評価されない・・・間違いないな。
犬の道では評価されないこと。成果を出すには正しい問題を解くこと。
これらを今一度しっかり確認!
▼要約文
http://d.hatena.ne.jp/hitoshi0522/20130727/1374889894
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