僕は君たちたちに武器を配りたい

『僕は君たちたちに武器を配りたい』瀧本哲史

【どんな本か?】

資本主義国家である日本の現状とそれに立ち向かうためにはどうしたら良いか、何に着目すべきかを述べている一冊。

【目次】

はじめに

第1章 勉強できてもコモディティ

第2章 「本物の資本主義」が日本にやってきた

第3章 学校では教えてくれない資本主義の現在

第4章 日本人で生き残る4つのタイプと、生き残れない2つのタイプ

第5章 企業の浮沈のカギを握る「マーケター」という働き方

第6章 イノベーター=起業家を目指せ

第7章 本当はクレイジーなリーダーたち

第8章 投資家として生きる本当の意味

第9章 ゲリラ戦のはじまり

【著者】

瀧本 哲史(たきもと・てつふみ)

京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授。エンジェル投資家。

東京大学法学部卒業。

東京大学大学院法学政治学研究科助手を経て、マッキンゼー&カンパニーにて、主にエレクトロニクス業界のコンサルティングに従事。内外の半導体、通信、エレクトロニクスメーカーの新規事業立ち上げ、投資プログラムの策定を行う。

独立後は、企業再生やエンジェル投資家としての活動をしながら、京都大学で教育、研究、産官学連携活動を行っている。

全日本ディベート連盟代表理事、全国教室ディベート連盟事務局長、星海社新書軍事顧問などもつとめる。

著書『武器としての決断思考』(星海社新書)

【memo】

・市場に出回っている商品が、個性を失ってしまい、消費者にとってみればどのメーカーのどの商品を買っても大差が無い状態=コモディティ化

・個性のないものはすべてコモディティ

資格やTOEICの点数で自分を差別化しようとする限り、コモディティ化した人財になることは避けられず、最終的には「安いことが売り」の人財になるしかない

・スペシャリティになること!

・商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売ることができる人(マーケター)

・まったく新しい仕組みをイノベーションできる人(イノベーター)

・自分が起業家となり、みんなをマネージ(管理)してリーダーとして行動する人

・投資家として市場に参加している人(インベスター=投資家)

・重要なのは、世の中で新たに始まりつつある、かすかな動きを感じ取る感度の良さと、なぜそういう動きが生じてきたのかを正確に推理できる、分析力である。さらに売るモノは同じでも、「ストーリー」や「ブランド」といった一見とらえどころのない、ふわふわした付加価値や違いを作れることだ

・スティーブ・ジョブズも「イメージとストーリー作り」に長けた経営者だった

・リーダーは優秀ではない人をマネージすることがより大事

・優れたリーダーには「自分はすごい」という勘違いが必要なのである

・奴隷の勉強。自由人の勉強

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