『クリティカル進化(シンカー)論―「OL進化論」で学ぶ思考の技法』道田 泰司
【どんな本か】
クリティカルシンキング」を漫画『OL進化論』を例にわかりやすく解説した本
【目次】
序章 クリティカル思考とは
1章 推論の仕方は妥当か
2章 根拠としての「事実」は正しいか
3章 クリティカルシンカーへの道
【memo】
・クリティカルな人は、いろいろな可能性を考えた上で結論を出す
・何事も無批判に信じ込んでしまうのではなく、問題点を探しだして批評し、判断する
・クリティカルに推論する・・・どういう理由でどんな結論になったのかに着目
・クリティカル思考をすべきとき
①その判断が将来にまで影響を及ぼしそうなとき
②他人に迷惑をかける可能性があるとき
③お金が絡むとき
・原因の推論をする場合、原因となるものは複数存在しうる
・クリティカルではない人は、すぐ目についたり思いついたりするようなもっともらしい原因があると、それに飛びついて、それで説明がつくことで満足してしまうことが多い。そうならないためにも、できるだけ幅広く、いろいろな原因を考えてみる
・結果を知ると、そうなるのが当然であるかのような気がしてくること・・・後知恵バイアス
∟後知恵バイアスの良くない点は、自分が実際以上に直感力や判断力があると思い込んでしまったり因果関係を極端に単純に考えてしまう点
・強い感情が絡んでいる場合に、特に人は単純な二分法で考えがち
・仮説を反証するような事実がないかどうか探すことが大事
・先入観があると、人はついそれを裏付ける情報ばかりを集めようとしたち、あるいは、得られた情報を自説する章子として解釈してしまう
・自分はものごとを鵜呑みにしていないか、自分は単純に考えすぎていないか、自分は偏ったものの見方をしていないか・・・てことに気をつける
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