2013『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文
[構成]
第0章 それでも僕は働きたい
第1章 働きなさい、と母は言った
第2章 仕事を選び、自分を選ぶ
第3章 カネのために働くのか?
第4章 自立の先にあるつながり
第5章 僕が働くほんとうの理由
おわりに
[著者]堀江貴文
堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年福岡県八女市生まれ。実業家。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。民間でのロケット開発を行うSNS株式会社ファウンダー。東京大学在学中の1996年、23歳のときに、インターネット関連会社の有限会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)を起業。2000年、東証マザーズ上場。2004年から05年にかけて、近鉄バファローズやニッポン放送の買収、衆議院総選挙への立候補などといった世間を賑わせる行動で、一気に時代の寵児となる。既得権益者と徹底的に戦う姿が若者から支持を集め、『稼ぐが勝ち』(光文社)がベストセラーに。しかし2006年1月、33歳のときに、証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、懲役2年6カ月の実刑判決を下される。2011年6月に収監され、長野刑務所にて服役。介護衛生係としての仕事に励みつつ、メールマガジンなどで情報発信も続け、獄中で40歳の誕生日を迎える。2013年3月27日に仮釈放。本書が刊行される直後の11月10日0時に刑期を終了し、ふたたび自由の身となって、「ゼロ」からの新たなスタートを切る。
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[覚えておきたいところ]
・働いていれば、ひとりにならずにすむ。働いていれば、誰かとつながり、社会とつながることができる
・物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。ゼロとしての自分に、小さなイチを足す。小さく地道な一歩を踏み出す。ほんとうの成功とは、そこからはじまるのだ。
・努力するのではなく、その作業に「ハマる」こと。なにもかも忘れるくらいに没頭すること
・自信を形成するための「経験」が圧倒的に不足していた
・経験とは、経過した時間ではなく自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていく
・すべては「ノリのよさ」からはじまる
・多くのビジネスマンは、自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やす「時間」をお金に換えているのだ
・「お金」とは『もらうもの』ではなく『稼ぐもの』である
・仮説をたて、実践し、試行錯誤を繰り返す。そんな能動的なプロセスの中で、与えられた仕事は「作り出す仕事」に変わっていく
・物事を「できない理由」から考えるのか、それとも「できる理由」から考えるのか
・ほんとうに自信があれば、どんな仕事に対しても「自分ならできる」という自分基準の判断を下すことができる
・掛け算を覚える前に、足し算を覚えよう。他者の力を利用する前に、自分の地力を底上げしよう
・人は「ここでいいや」と満足してしまった瞬間、思考停止に突入してしまうのだ
・少しでも寂しくなったら、すぐに誰かを頼る。孤独を感じたら、誰かに泣きつく。そんなことでは、いつまでたっても自立することはできず、自分の頭で決断を下すこともできない
・人が前に進もうとする時のステップ
①挑戦・・・リスクを選び、最初の一歩を踏み出す勇気
②努力・・・ゼロからイチへの地道な足し算
③成功・・・足し算の完了
・ネガティブなことを考える人は暇なのだ
・かけがえのない「いま」に全力を尽くすこと
・「他者を信じること」とは、「裏切られるリスク」を引き受けることでもある
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「自立」したいと考えている自分にとっては非常に読みやすく、納得できるところがたくさんあった。ただ、自分の考えている「自立したい」という願望がいかにスケールの小さいものなのか、最低限のことであるかも感じ取った。
早く抜け出さないと。
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