2015『なぜ女は男のように自信をもてないのか』キャティー・ケイ&クレア・シップマン、田坂苑子[訳]
[構成]
第1章 不安から逃れられない女性たち
第2章 考えすぎて動けない女性たち
第3章 女性は生まれつき自信がないのか?
第4章 男女間に自信の差が生まれる理由
第5章 自信は身につけられるもの?
第6章 自信を自分のものにするための戦略
第7章 部下や子どもに自信をもたせるには
第8章 自信の科学
[内容]
女性は男性と比較すると、自信が持てていない。社会的に「成功している」と言える地位にいるような女性であっても、自分に自信が無いという。その状態が遺伝的なものなのか、果たして解決できないものなのかどうか、などを科学的な根拠を用いながら明らかにしている一冊。
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女性と男性には違いがある。
その違いは後天的なものもあるし、先天的なものもある。
男女における違いを踏まえた上で、確固とした内なる自信をつけることが重要。
「違うのだから、仕方がない」と考えて、行動を辞めることが可能性を断ってしまっていることに気づかないといけない。
女性の「考えすぎ(反芻)」・「完璧主義」がリスクを冒すことから遠ざけている。
では、なぜ女性は「考えすぎ」「完璧主義」を身につけてしまうのか。
男子に比べ、女子の方が早いうちから脳が感情のシグナルを拾うので、男子よりも「いい子」になるのは簡単なのであり、その結果として、間違えることや、危険を冒すことなど、自信をつけるために重要な行動を避けることが多い。
…女性の方が、早いうちから「いい子」に振る舞うことができるがゆえに、他者からの称賛に依存するように成長してしまい、称賛に値しないような行動を控えるようになっていってしまう…。
あんまり、性別による脳の違いを認めたくない派だったけど、認めざるを得ない。
というか、認めることで解決に向けての一歩になるのかも、と。
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