『欲しいほしいホシイ』小霜和也
<この本を読んだ目的>
人の「ほしくなってしまう理由」「買いたいと思ってしまうワケ」について、考えたいと思ったため。
<どんな本か>
消費者の「ほしくなってしまう理由」「買いたいと思ってしまうワケ」を解き明かす一冊。
<覚えておきたいPOINT3つ>
・人間には、なんでも短絡的につなげようとする習性がある
・大切なのは「ウケル」と「ウレル」のバランス
・意識や意思とは「無意識へのラベル貼り」である
<引用>
・現代広告に課せられている使命。ターゲットがその製品を買う、情報を取りに行く、そのための動機づけまでを負っています。
・情報というものは、それを単体で見たり、聞いたりするよりも、前後にサポートしている情報があるほうが強く(そのもの自体の情報は少なくても)認知・記憶できるのです
・人間には、なんでも短絡的につなげようとする習性がある
・広告コピーはなるべく素直なものがいい。なるべく「肯定語」を使用する、ということ
・広告表現はなんらかの「感情」を伴わなければいけない
・「好転」感は強い幸福感につながる
・意識や意思とは「無意識へのラベル貼り」である
・ヒトには「自分に決まりごとを課すことでストレスが緩和される」性質があるらしい
・解釈するための一瞬の作業が、愛着を生み出す
・1年先、数年先を見据えた上で、未来に目指すべきところを言葉化しないといけない
・大切なのは「ウケル」と「ウレル」のバランス
<感想>
小霜さんの著書2冊目。
売れるものはなぜ売れるのか。そこにある人間の心理ってなんだろうと思い、読ませていただきました。
あまり考えずに購入している時にも、背景があり、ストーリーがあると、そこに自分のありたい像を重ねて購入に至っているというのは非常に腹落ちしました。
最近でいえば、インスタ映えを狙った写真を撮ろうとすることも、結局は「いいねをもらえる自分」を手に入れるためのものだし、そんな自分を想像して幸福感で満たされるがゆえに、その写真が撮れる食べ物だったり、場所にいくことにお金をかけるんだな。
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