2013『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』赤羽雄二
[構成]
はじめに
第1章 「考える」ためのヒント
第2章 人はゼロ秒で考えられる
第3章 ゼロ秒思考をつくるメモの書き方
第4章 メモを使いつくす
第5章 メモの整理・活用法
おわりに
[著者]
赤羽雄二(あかば・ゆうじ)
東京大学工学部を1978年に卒業後、小松製作所で建設現場用ダンプトラックの設計・開発に携わる。
1983年よりスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。
経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。
1990年にはマッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となるとともに、韓国企業、特にLGグループの世界的な躍進を支えた。
2002年、「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命としてブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。
最近は、大企業の経営改革、経営人材育成、新事業創出、オープンイノベーションにも積極的に取り組んでいる。
[要約]
考える方法を学んでない現代日本にとっては、瞬時に考える=ゼロ秒思考できるようになる方法を学ぶ必要がある。その方法として「メモ書き」がいかに優れているかを紹介。時間をかければ優れた結果をアウトプットできるとは限らないし、「考えなきゃ」と考え詰めることで逆に思考が停止してしまうので、感じたままに考えを吐き出す訓練をすることによって短時間で考えられるようになる。
具体的には、
・A4横使いで書く
・1枚1件だけ書く
・左上にタイトルして、アンダーライン引く
・内容(本文)は1枚につき4-6行で(1行=20文字程度)
・本文の各行頭には「ー」ハイフンを付ける
・1枚1分以内で書く
・吐き出すように、「思いつく速度」で書いていく
・とにかく1日10枚書く
・書ききった後で、クリアファイルに分類・整理する
・でも主に見返すのは、3ヶ月後と6ヶ月後の2回だけ
・企画書作成の場合は、書き出した後で、ツリー化・吟味などする
以上の方法が著者の長年の試行錯誤の結果であり、継続することで効果があることを紹介してくれるのが本書。
[覚えておきたいところ]
・自分で考え、課題を整理し、進むべき方向を明らかにする
・情報収集に時間をかけて本質的な問題から逃げない。
・素早く情報収集をし、全体像を考え、代替案を立案し、比較検討し、決定後は協力に推進する
・自然体でいることで成長できる
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自分もA4裏紙にメモ書きすることは多いし、むしろ今も自由帳持って頭の整理するようにはしてる。ただ特別継続している訳ではないから、毎日10分だけでも振り返りの時間に取り入れたいなと。
ただ、ちょっと方法論の本にしては長ったらしかった・・・orz
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