憂鬱でなければ仕事じゃない

2011『憂鬱でなければ仕事じゃない』藤田晋・見城徹

[構成]

まえがき

第1章 人としての基本

 小さなことにくよくよしろよ

 かけた電話を先にきるな

 自己顕示と自己嫌悪は「双子の兄弟」

 努力は自分、評価は他人

 正直一番、正々堂々

第2章 自分を鍛える

 スムーズに進んだ仕事は疑え

 パーティには出るな

 「極端」こそわが生命

 苦境こそ覚悟を決める一番のチャンス

 これほどの努力を、人は運と言う

 ピカソのキュビズム、ランボーの武器商人

 ふもとの太った豚になるな。超常で凍え死ぬ豹になれ

 憂鬱でなければ仕事じゃない

第3章 人心をつかむ

 切らして渡せなかった名刺は速達で送れ

 天気の話でコミュニケーションを図るホテルマンは最低である

 行く気がないのに、今度飯でもと誘うな

 初対面の相手と、カラオケには行くな

 刺激しなければ、相手の心は掴めない

第4章 人を動かす

 頼み事百対一の法則

 無償の行為こそが最大の利益を生み出す

 天使のようにしたたかに、悪魔のように繊細に

 良薬になるな。劇薬になれ

 他者への想像力をはぐくむには、恋愛しかない

第5章 勝ちに行く

 すべての道は自分に通ず

 顰蹙は金を出してでも買え

 打率三割三分三厘の仕事哲学

 「この世にあらざるもの」を創れ

 無謀を演出して、鮮烈に変えよ

 ヒットは地獄の始まり

第6章 成功への動機付け

 勝者には何もやるな

 ノーペイン・ノーゲイン

 スポーツは、仕事のシャドーボクシングである

 ワインは、働く男のの「血」である

 「京味」にいけなくなったら、仕事はやめる

 男子たるもの、最期の血の行ってきが流れ落ちるまで、戦い抜け

あとがき

[著者]

見城徹 

1950年12月29日静岡県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。75年角川書店入社。93年同社を退社し、幻冬舎を設立。2003年ジャスダック上場。2011MBOにより上場廃止。著書に「編集者という病い」「異端者の快楽」など


藤田晋

1973年5月16日福岡県生まれ。青山学院大学経営学部卒業。97年インテリジェンス入社。98年同社を退社し、サイバーエージェントを設立。2000年史上最年少26歳で東証マザーズ上場。著書に『渋谷ではたらく社長の告白』など。


[覚えておきたいところ]

・あらゆる人間関係は細かい情が基礎になっている

・付加価値とは、競争相手との差のこと。相手と同じか、それ以下ならゼロ。相手を上回った時、はじめて価値が生まれる

どうすれば「極端」なものを生み出せるか。「中間」を憎み、極北を目ざあして圧倒的努力をするしかない。圧倒的努力とはとても単純である。人が寝ている時に寝ないってこと。人が休んでいる時に休まないってこと。そして、どこから手をつけていいかわからない膨大なものに手を付け、最期までやり通すことだ

・仕事をする上での気持ちの「貸し借り」

・誰にも嫌われないように、公平で、不正がないように、きれいごとばかり言っている人は結局何もできません。

・新しく出て行く者が無謀をやらなくて、一体何が変わるだろうか

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「視線の高止まり」

出来てない。

甘え。

当事者意識の低さ。


足りないことばかり。でもそんなことばかり言っていても何も始まらない。

「中間」を憎む。

自分には、抜きん出たいという感情と「てげてげでいいや」という感情がいる。

そして、意識しないと後者が勝っていってしまう。

「中間」を憎む。


向き合い、逃げず、戦う。

そんなことを感じさせてくれる一冊でした。




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