2014『女性のためのリーダーシップ術』猪俣恭子
【目次】
はじめに
Step1 ぶれない「あなた」になる、9つのセルフ・コントロール
Step2 部下とのゆるぎない信頼関係をつくる、11のコミュニケーションスキル
Step3 部下が主体性を発揮したくなる、13のマネジメント
Step4 リーダーとしての視点と決断力を手に入れる7つのアイデア
おわりに
【内容】
理想の上司は、指図するより後方支援―部下を育て、ともに成長する。女性が自分を無理に変えることなく、自分らしさを活かしてリーダーシップを発揮する方法を段階を踏んで解説する。
【チェックポイント】
・インスタントアンサーを手放す:答えがあり、考える力もあるというスタンスでいる。
・不安や恐れを感じれば感じるほど、決断や行動は停滞する
・コミュニケーションで自分が相手からされて嬉しいことは、部下もそうだとは限らない
・自分と相手のそれぞれが受け取りやすい関わり方を知る
・業績が高い人は「ポジティブな言葉が多い」
∟「難しい」という言葉は「慣れていないだけ」に置き換える
・コミュニケーションをとるとは、相手と自分の共通点を探すプロセス
・「考えている」ものの「自分の言葉として発言する」機会に恵まれていない人もいる
・誰かに自分の望むことをさせるには、相手の自己重要感を高め、自分はきちんと評価されていると相手に感じさせること
・「ちょっとアドバイスしてもいいかな」という言葉を聞くと、それだけでストレスを感じ、コルチゾールというホルモンが多量に分泌されるそうです。そうなると、脳の記憶形態に深く関係する海馬を萎縮させることも観察されています。
・脳は変化を恐怖として避ける一方、創造性をつかさどる大脳新皮質というところは質問を好む性質がある
・「なぜこうなったの?」→「どうしたらうまくいった?」
・ビジョンとは「実現したいことや実現した時のイメージをクリアに描いた未来の青写真」
∟明確であればあるほど実現する可能性は高くなります
・「目的」は「なんのために」、「ゴール」は「最終到着地点」、目標は「行動を進めるにあたって実現・達成を示す水準。目安、目印」
・フィードバックは鏡。見えたこと、聞いたこと、かんじたことえお伝える
・人の脳はやろうとしていることが本人にとって大きいと感じると、「変わらなければならない」「できなかったらどうしよう」と「変化することへの恐れや不安」などが起こり、行動できなくなるのだそうです。
・心の余裕がなければ、そもそも集中できません。意識はどうしても自分に向いてしまいます。
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運スタの時に出会いたかった一冊。
近い未来、自分自身が誰かのマネジメントをする立場になることが現在の目標。
ただ、そのビジョンもまだ曖昧で輪郭がはっきりしているものではないので、一体なにが課題になっているのか、しっかりと自分の中で整理させていきたい。
女性だけではなく男性にとっても、非常に勉強になる一冊。
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