2006『ファシリテーション・グラフィック 議論を「見える化」する技法』堀公俊・加藤彰
【目次】
第1章 議論を描けば話し合いが変わる
第2章 ファシリテーション・グラフィック上達の6つのポイント
第3章 ファシリテーション・グラフィックを使ってみよう!
第4章 ファシリテーターの頭の中を解剖する?!
第5章 ファシリテーション・グラフィックを極めるために
【内容】
議論を描けば会議が変わる!ミーティングやワークショップを効果的に進行する必須スキルを豊富なビジュアルを用いて解説する初めての入門書。
【チェックポイント】
・議論を描くことで、「プロセスの共有」と「対等な参加」が可能になる
・ファシグラのメリット
1)話し合いのプロセスを共有する
①議論の全体像やポイントを提示する
②議論のポイントに意識を集中させる
③話し合いの共通の記録として残る
2)対等な参加を促進する
①発言を定着させて安心感を与える
②発言を発言者から切り離す
③発想を広げ話し合いを楽しくする
・ライティング
ステップ1)発言をコンパクトに要約する
ステップ2)議論のポイントを協調する
①書体
②文字飾り
③記号
④囲み図形
⑤イラスト
ステップ3)ポイント同士の関係を示す
①かこみ図形で束ねる
②矢印を使って関係を表す
ステップ4)図解ツールを使って構造化する
①モレなくダブリなくまとめる「ツリー型」
②重なりが新たな発想を生む「サークル型」
③流れやつながりを整理する「フロー型」
④一刀両断に議論を切る「マトリクス型」
・レイアウト
1)スペースの広さ
2)文字の大きさと行間隔
3)余白とインデント(字下げ)
4)段組とスペース配分
①リスト型(発言録・議事録)
②マンダラ型(自由奔放に発想が広がる)
③チャート型
∟(1)グループでまとめる
(2)表でまとめる
・記号・イラストを使いこなす
・要約力:ロジカルリスニング
∟縦の論理・横の論理
・フレームワーク←即座にでてくるようにポケットにいれておく
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議論を「空中戦」から「地上戦」へ。
何に向かって議論しているのか分からなくなる話し合いはサークルでもゼミでもある。
ビジネスの場においても同じで、可視化することによって「プロセスが共有」でき「対等な参加」が見込める。
私も、何かモレているところがある場合があるので、その際にモレがないか、それで十分なのかを検討するための材料として非常に有効に活用できそう!
かなり実践的な内容で書かれていたので、早速使っていきたい。
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