2007『Webキャンペーンのしかけ方。広告のプロたちがつくる"つぎのネット広告"』
[構成]
chapter1 Webキャンペーン五輪書
chapter2 めざすは感動の場づくり
chapter3 Webコミュニケーションのための情報収集
chapter4 一方的に話す人は嫌われる
[著者]
渡辺/英輝
ビーコンコミュニケーションズ株式会社インタラクティブ・クリエイティブディレクター。1974年生まれ。米国インディアナ大学経営学部卒。株式会社野村総合研究所を経て、2000年よりビーコンコミュニケーションズ株式会社(旧レオ・バーネット)。ナイキジャパン「NIKE+」「ブカツブログ」「Nike Running」「Just Do Itキメワザバトル」、日本コカ・コーラ「ジョージア」、P&G「アリエール」などを手がける。Webクリエーション・アワード「Web人 of the year」賞、東京インタラクティブ・アド・アワード、文化庁メディア芸術祭、Good Design賞ほか受賞多数
阿部/晶人
オグルヴィ・アンド・メイザーグループインタラクティブ・クリエイティブディレクター。1974年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。株式会社電通第1クリエーティブディレクション局、インタラクティブコミュニケーション局を経て、2006年8月よりオグルヴィ・アンド・メイザーグループ。おもな仕事には、トヨタ「ゼロクラウン」「マークX」「passo」「ときめきドライビングスクール」、ダイハツ「タント」、モトローラ「MOTORAZR」などがある。カンヌ広告賞サイバー部門銅賞、クリオ広告賞インタラクティブ部門銅賞、東京インタラクティブアドアワード金賞など受賞多数。2005年クリオ広告賞国際審査員、TCC会員
螺澤/裕次郎
株式会社電通インタラクティブ・コミュニケーション局アートディレクター。1971年生まれ。早稲田大学卒。株式会社博報堂などを経て、2006年より株式会社電通。インタラクティブ領域を軸としたコミュニケーションデザイン業務のプランニングおよびアートディレクションを担当。2000年より自動車、金融、通信、教育、飲料、食品、家電など幅広い業種のWebコンテンツ制作を手がける。カンヌ国際広告祭をはじめとした広告賞の受賞、入賞歴をもつ
伊藤/直樹
1971年生まれ。早稲田大学法学部卒業。株式会社アサツーディ・ケイを経て、2006年7月よりクリエイティブブティックGT。ナイキジャパン「NIKE iD」、マイクロソフト「Xbox」、Saab「Saabは、細部だ。」、ロケーションバリュー「LOVEJOBS」などを担当し、CMからWeb広告までフラットにクリエイティブをこなす。アジアパシフィック広告祭銀賞、東京インタラクティブ・アド・アワード金賞をはじめ、LIAA、ONE SHOW INTERACTIVEなど受賞多数。2006年クリオ広告賞国際審査員、2007年ニューヨークADC審査員、ONE SHOW INTERACTIVE審査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
[覚えておきたいところ]
■インターネットの特性
・能動的なターゲットが集まる場所
・結果がわかりやすく見える(見えてしまう)場所
・つぎにつなげやすい場所
・あらゆるものとつなげられる場所
・アクションを待つしかない場所
・なにもかもが広まる場所
・相手をしぼってメッセージを届けられる場所
・でも、クリエイティブ作業は基本的に同じ
■アイデアのチェックPOINT
・課題の解決になっているか
・技術に負けていないか
・ひとことで説明できるか
・科学変化を試しているか
・コミュニケーションをつくれているか
・つっこみをいれたくなるか
・課題の本質を見つけ続けているか(ふたたび)
・インターネットに閉じこもっていないか
・自分にしかできないものか
・ユーモアがあるか
・「もてなし」の精神が入っているか
・で、おもしろいか?
☆相手を意識する
■人間についての10の仮説
・人間は、美しいものが好きだ
・人間は、新しいものが好きだ
・人間は、人に伝えたがる
・人間は、おだてられるのが好きだ
・人間は、面倒なことが嫌いだ
・人間は、飽きやすい
・人間は、笑いたい
・人間は、他人の意見が気になる
・人間は、隠されたものを見つけたがる
・そして人間は、心を動かされたい
・AISCEAS(attention=注目・interest=興味・search=検索・comparison=比較・examination=検討・action=行動・share=意見共有)
・「つながる」とは「対話を始めること」
・「DRIPメソッド」
Deep 一歩踏み込んだ深い関係
Interactive 対話から成り立つ関係
Participation 参加して実感
Repeat 誰かに紹介したくなること
・事例紹介 「interactive wall BIG SHADOW」http://bigshadow.jp/award/
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「ターゲットの心を動かすにはどうしたらいいか」
広告が運用の時代になってきた今だからこそ、もう一度、「感動体験」を生むにはどうしたらいいのか考える必要があるのかな、と。
最近、目の前のことをこなすことだけに精一杯で何のためにこれをやるんだけってところが弱い自分。
とても根幹となる広告って?というところを考えさせてくれる一冊でした。
考え方も箇条書きでわかりやすく記載されており、すごく読みやすかった。
もう一回読みたい。
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